素材　ガラスの説明
	ガラス	ステンドグラス用のガラスは通常のガラスと同じ珪酸(S1O2）、ソーダー灰（Na2O）、石灰(CaO） を主成分としたソーダー石灰ガラスで科学的な軟質系ガラスに属します。 比重は2.5前後を示す。 着色は原材料を溶かす際に金属の酸化物を加えることによって着色されます。 この着色方法は一般の使用条件では脱色することはない。 厚みは2〜3mmで不均一である。 弗化水素酸以外の酸には耐性があるが濃いアルカリには弱い。
	鉛桟	ステンドグラスは切断されたガラスをH型の鉛桟によって組まれジョイント部をハンダ（錫・鉛） によって接合される。 鉛の比重11.36　融点327.4度これにアンチモンを加えたものが使用されている。 鉛桟の巾は4〜12mm　厚みは8mmが一般的である。
	パテ	ガラスと鉛桟の間に詰められるパテは（炭酸カルシウムと鉛白等）亜麻仁油、魚油等を混ぜて製造される。 必要に応じて松煙加えられ黒く着色される。
	補強棒	ステンドグラスを補強するために真鍮（銅と亜鉛の合金）が使用される。 展延性に富み常温で変形加工しやすい。 引っ張り強さは45kg/mm²、伸び25％を示す。 ブレスバー（補強棒）は鉛桟にハンダ付けされる。3×10mmの平板をパネルに直角に用いる。 外枠に用いられるU字枠は真鍮、亜鉛、鉛などがある。